・天から地上を見下ろす大天使ガブリエル
・ガブリエルはラッパを吹く
・地上には無数の棺おけ
・棺おけから老若男女が起き上がる
このカードのテーマは最終決定と復活です。これまで歩んできた人生の道のりで様々な事象に対面し、それを乗り越えた行動結果として発生した善行悪行が数多く積まれてきました。ジャッジメントは、その者の行いに対して、最終決断を言い渡します。懸命に励んできた者には陽光が、不誠実に身をゆだねた者には奈落の底が待っています。
これは最後の審判という思想からきています。世界の終末に救世主メシアが現れ、死者をよみがえらせて裁きを行います。正しき者は天へと昇って永遠の命を与えられ、悪しき者は地獄へ堕ちて永遠の闇をさまよいます。
このカードは、過去のわだかまりを吹き抜け、最終的に復活や再生を果たして過去を清算することを示します。ケンカでお互いが気まずくなっても、やがてお互いの非を認め合って仲直りして親交が深まるといった事例がそれに当てはまるでしょう。デス(死神)の示す再生と違って、明確なプラスの方向を示してくれるので、ジャッジメントはかなり良好なカードとされます。
カードの絵柄には、種類によって様々ですが、概ね特徴に準じています。「天空のガブリエルはラッパを鳴らして復活の時を告げ、それに呼応できた者が立ち上がって祝福を受ける」という構図です。
ミジンコの持っているカードは、天使が右手を掲げて虚空に呼びかけている様が描かれおり、審判を言い渡している姿と認識しています。
恋愛関係では、復縁が訪れることでしょう。別れた相手とヨリを戻せたり、あきらめていた恋が実ったり、または再婚の機会が訪れたりします。二度と叶わないと思っていた愛がその手に収まる感情を、人は奇跡と呼びます。
仕事関係は、自分の決断が幸運を呼ぶことでしょう。新しい可能性・アイデアなどが浮かべば、それを形にしようと行動することで、更なるチャンスと進歩を得られることでしょう。
大アルカナの解説も、次のワールド(世界)で最後になりました。ここまでタロットをどれほど表現できたのか、正直わかりません。とにかく、あと一枚ですので、それが終わってから全てを顧みたいと思います

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